訓言

四月十二日。雨。


 義信塾・市村悟兄と共に阿形充規先生の事務所へ。
 先生の事務所には、各界の諸先生もをられた。
 食事を御馳走になり、深夜まで時局問題について御高話を拜聽する。

 阿形先生は毎日、新聞各紙を讀み、大事な記事を切り拔き、凡ゆる報道番組を録畫し保存してをられる。
 道については樣々な資料や文獻、時局についてはDVDを我々若者と共に鑑ながら説明してくれる。

 たゞでさへ多忙な毎日であらうと恐察すること難しくない。
 それにも關はらず、山積みとなつた切り拔きや手作りの資料集を拜見すると、一體何處にその時間があるのか、と驚愕するばかりだ。

 さまゞゝな御經驗を踏まへられ、今日に至る阿形先生の一語々々は重たい。
 これまで多く感銘を受けたが、ことに印象に殘れる言葉がある。
 克己、愛人の實踐者たる阿形先生曰く
 『人と諍ひを起こしてもとゞめを刺してはならぬ。日本人ならでは、の寸止めの美學といふものがあるのだよ』(五月十二日、會津。車中にて)と。
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by sousiu | 2010-04-14 15:02 | 日々所感

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