青梅の齋庭にて  續  

 昨日の吟詠奉納、學生有志による歌唱奉納に感動したことは既記の如し。
本日、福永武志兄より掲載の許可を賜はつたことから、つゝしんでこゝに奉掲申上げたし。



 [奉納吟]

  歸還感有り
  神意深甚 測るべからず
  默々只期す 再建の業

― 青山の大和島根の島影の
 まさ目に沁みてわれ泣きにけり ―

  山河語らず 人もの言はず
  薫風萬里 青一色



 [草莽有志の歌]

一、 嗚呼城山の秋の風
   巨人のむくろふきしより
   世は寒くこそなりまさり
   維新の皇謨地に墮ちぬ

二、 妖雲暗くむらがりて
   天日ために閉されぬ
   民暗澹の日は續き
   生色長く失せにけり

三、 降(くだ)ちゆく世を九重の
   御階(みはし)の櫻そよげども
   迷蒙更に覺むるなく
   混沌遂に極まりぬ

四、 神命こゝに激發し
   神劍降る幾度ぞ
   鮮血淋漓(りんり)衂(ちぬ)れども
   權門迷ひまだ醒めず

五、 内に維新の成るなくば
   みいくさ外に徹るなし
   今こそ岩戸開くべき
   大き祭の秋(とき)來る

六、 さらば我が友丈夫の
   命きよらに禊して
   朝霜の道一筋を
   鋭刃(とば)のさやかに戰はむ

七、 よしや萬里をへだつとも
   白梅花の匂ふごと
   御民の祈り相通ふ
   心一つにいざ起たむ

八、 草莽此の身はみ吉野の
   萬朶の花と散らば散れ
   魂(たま)は留めてとこしへに
   賊殲滅の火と燃えん

九、 賊勢四方(よも)に迫るとも
   楠氏の軍に憂ひなし
   孤忠の悲願いや高く
   千早の城を守るべし

十、 見よ東(ひんがし)の空明けて
   曉雲燦とかがやきぬ
   聞けや維新の明けの鐘
   昭和維新の時至る
   昭和維新の時至る

      作詞は影山正治先生による
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by sousiu | 2010-05-26 17:33 | 先哲寶文

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