今日は古書肆巡りを樂しんできました。

 十一月十六日。

 早起きして藏重君と都内へ。
 愛心翼贊會・山川裕克君と合流し、某所で講義を受ける。
 終はり神田は神保町へ。こゝは古書肆の町だ。
 こゝへ一人で來ると、まるゝゝ一日居ても時間が足らない。亦た、お金も足らない。
 今日は山川君に付き合つていたゞき、探索へ。

 小生は戰前の本が好きで、亦た、和本も好きだ。
 七、八軒ほど廻はると、和本ばかりの書肆を發見した。所狹しと綺麗に竝べられる書籍は見事であり、見てゐる丈でも樂しいものだ。
 店主が怪訝さうに小生らを見てゐる。からかひだと思つてゐるのか・・・まア實際、それほど軍資金も無いのだけれどもね。苦笑。
 平田篤胤先生のものが何册かあつた。「出定笑語」が四萬圓を超えてゐる。汗。
 ん?書籍の値札には大きく「出定笑」と筆で書かれてある。字の間違ひを指摘したら主人は更らに怪訝さうな顏をしてゐた。
 昔、故相原修氏はこゝら邊を探索してゐた。平田篤胤先生の書物を探しては、それを世に弘めんと苦惱して、自ら私財を投じ運動した。そんな彼だつたらば、此處の店主、どんな文句を云はれたか知れない。笑止。
 どれもこれも●萬圓、高價なものは數十萬圓だ。見たことも聽いたこともない書物も澤山あつた。店の御主人には申し譯無いが、見てゐるだけでも勉強だ。


 今日の戰利品、和本は「奇態流行史」「變態刑罰史」。それと徳富蘇峰翁の「老記者叢話」「書齋感興」「關西遊記」、それと「變態がな入門」だ。
 滿足。滿足。


f0226095_3445038.jpg

※「變態刑罰史」。斷わつておくが、「變態」と云つても破廉恥のはうの“變態”ではない。惡しからず。
[PR]

by sousiu | 2010-11-17 03:38 | 報告

<< 福田派行動隊長 神奈川有志の會懇親會 >>