サンスポの記事から

 本日發行、平成廿二年十二月卅日、サンケイスポーツ紙社會面にて。熊本の鈴木田舜護兄(22)、血判状に曰く、
抗議文

中井洽に告ぐ
畏れ多くも
天皇皇后兩陛下
秋篠宮文仁親王殿下 妃殿下
のご臨席を賜りたる議會開設百廿年記念式典において貴殿がとつた不敬極まる言動は日本人として決して許されるものではない
更に貴殿は謝罪どころか穢らはしき言ひ譯ばかりをしてゐる
これ以上言ひ譯を續けることは大罪を重ねることに他ならない
議員辭職のみでは到底拭へぬ罪穢れではあるが 更なる罪を生まぬ爲にも直ちに議員辭職し 不敬の大罪を詫びよ
そして 日本のためならいくらでも血を流す覺悟のある者が居る事を忘れるな

皇紀貳千六百七拾年
拾貳月六日

                 ※血判
衆議院議員
中井洽殿

と。

 廿二歳の若過ぎる青年ならでは、さすがに卓出された文章とは云ひ難いが、彼のその熱誠が言外と紙外とに溢れ出てゐることは、何人も疑ひを容れぬ。固より、それを一番よく知る者は、中井の祕書であらう。
 サンスポの報道によれば、中井側は、開封しないまゝ警視廳麹町署に提出した、と説明してゐるが、眞僞のほどは各人の御想像に任せるほかはない。だがひとつ明からなることは、中井側の意中がハンドルネームや匿名で送られて來る膨大な數の抗議メールやフアクスと同樣に受け止めてゐないことであり、そは爭ふ可からざる事實である。
 小生は、魂も決意も覺悟も籠められてをらぬ巧妙な文章よりも、寧ろ、粗雜でも魂の籠りたる文章に人の心が動搖することを知つてゐるつもりだ。


 だが、抗議文を提出して、それで目的が達成された譯ではない。
 亦た、若しも鈴木田兄の願ふ、中井が議員を辭職したとして、それで問題は根本的解決をみた、と安堵する譯にもゆくまい。
 斯くなる輩が出で來たつた根本事こそ問題視す可きであつて、この解決あらずんば、第二第三の中井が登場するは火を見るよりも明らかである。以爲らく、彼の流した血は、この記事を通じて第二第三の中井となる可き政治屋を改心せしめ、はじめて報はれるのであらう。小生は彼らの改心を、ひたすら熱祷するのみである。


 然るにても吾人の道程は險しく、そして幾多の障碍が横たはつてをると云はねばなるまい。それ、大衆からの嘲笑乎、實社會からの孤立乎、はたまた權力による彈壓乎。
 志を高めれば高める其の分丈、人には必ず受難を被る宿命が待ち受けてゐる。
 最早、若鷲の年齡を過ぎた野生であるが、それでも彼ら若者に負けぬ覺悟と氣力を、何よりも志を尚ほ、高めてまゐりたい。

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by sousiu | 2010-12-30 04:32 | 日々所感

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