何事も勉強だ

 昨日、遂ひに徳富猪一郎翁の力作である『近世日本國民史 大和及生野義擧』を讀み了へた。通讀五十一卷。やうやく折り返へしに達した。この大作は、續けて讀んでゐるうちは大變面白いが、一旦ほかの本に浮氣すると、途端に難解になる。
 この國民史は、どれほど小生に歴史の面白さを與へてくれたか測りしれない。
 本當に感謝感激だ。たゞひとつ、保管の場所に困惑してゐることを除けば。

 今日は朝早くに起きて散髮へ。インフルエンザで引き籠つてゐた爲め、髮がぼさぼさであつた。さつぱりした。
 その後、「第十八囘 草莽崛起の集い」叢書の最終校正と印刷屋との打ち合はせ。


 さて。小生、正假名と正漢字を愛する一人であるが、常々迷ふことがある。

 「民主」であるか、「民主」であるか。
 「展社」と記す可きか、「展社」と記す可きであるか。

 基本的に小生は當日乘でも機關紙でも、固有名詞も正漢字を愛用してゐる。
 そこで、一應、十八囘の講師を引き受けてくれた藤本隆之氏に確認したところ、氏曰く、
 『登記上は現代漢字だが、河原氏の流儀もあるだらうから氣にしないでくれ給へ』と。

 このやうに仰つていたゞけると氣が樂なのだが、まだ引つ掛かる。「書籍名」だ。
 
 そこで、川畑賢一先生に伺つてみた。
 川畑先生は「正かなづかひの會」の役員も務められてゐる。

 川畑先生曰く、『個人名、會社名、書籍名等の固有名詞は、現代漢字を用ゐてゐるのであればそれに從ふべし』と。
 小生問ふ、「では、國學院大學はともかく、最近出來た學校名などは現代漢字で登記してありますが、それは」
川畑先生答ふるに、『正漢字か現代漢字か調べて固有名詞の表記に忠實たるべし』と。

 小生の迷ひの種は、やはり種たるものであつた。
 早速、原稿を讀み直し。全ての固有名詞を調べ上げ、現代漢字のものは現代漢字に直したのであつた。はあ~・・・目が痛い。
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by sousiu | 2011-02-16 17:48 | 報告

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