送つた

 昨日、いや、本日二時ころ、やうやく封筒詰めが終はつた。

 作業を終へて、讀み直すと、段落をしてゐない箇所を發見。こういふ失敗がまゝある。
 どうしても見落としてしまふのだ。


 質疑應答は、今は幽界の住民である相原修兄の質問責めで締め括られる。
 兄の、顯界に於ける會話の記録としては、小生の所有する限りではおそらく最後のものではないかと思はれる。

 兄は藤本さんに、展転社發行書籍に關する在庫の有無を一々確認するのであるが、この質問がくどくてしつこい。汗。「かながわ県民センター」は時間にうるさいので、困つてしまつたものだ。
 ところが、兄の死後、誰れから拜聽したのか迂闊にも失念してしまつたが、藤本さんが、兄の質問を大層喜ばれたといふ。
 つまり、かういふことだ。兄は展転社の發行する書籍を、藤本さんに代はつて參加者に紹介してゐたのだ。質問といふかたちをとつて。本の賣れない時代、と、我が陣營に識見を求められる時代にあつて、兄は展転社の書籍を參加者に一讀するやう願つてのことであつたのだ。

 彼の質問は、直前に小生が「締め括るに相應しい質問を何かしてくれ」と耳打ちして投ぜられたもの。DVDにもその場面が寫つてゐたかも識れない。小生からの急な依頼で即座にそのやうな配慮が出來ることからも、彼の常に思願ふところ何であつたか察するに難しくない。
 かく三思せば、彼は本當に宜い男であつた。されど彼の今無きことをいつまでも遺憾に思ふことは吾人の本意ではない。而して、彼の本意でもない。彼の同志と思ふ者はその志望を逞しうし、求學求道に專心することが彼我の本意であると小生は確信して疑はない。小生も、その多くの一人であると思つてゐる。
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by sousiu | 2011-02-26 14:09 | 報告

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