河原日記 二 

 五月廿三日。

 『勤王唱首 贈正四位 清川八郎』山口忠助氏著(大正十二年六月十七日「彰忠會」發行)讀了。
 明治維新に活躍された先覺には魅力的な人が多い。そのなかには小生の欽慕する人物、學ぶ可き人物、見習ふ可き人物、と樣々あるが、好きな人物で云へば、清河八郎先生である。
 なにかと誤解してゐる人も尠くないやうであるが、その行動力、發想力、大膽さなどが小生は好きなのである。
 これまでほとんど清河先生の話題をした人がなく寂しい思ひをしてゐたが、以前、阿形充規先生に會津へ連れていつていたゞいたとき、先生の知人で會津を案内してくれた方が清河八郎先生の話題を出し、嬉しくてつい話しが盛り上がつた。清河八郎先生については、そのうち何かの折りに觸れたいと思ふ。

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 さて。夜は市村悟兄に招ばれて義信塾事務所へ。
 事務所に伺ふと、既に神奈川縣維新協議會の若手有志達が來てゐた。
 彼れらは情熱的で、新進氣鋭の一團である。
 この歳になると、話してゐて、相手方の意識や情熱の度合ひが何となく分かる。知識だけ豐富でも意識が無ければ、それはまるで戰ふ氣の無い者がボクシングのルールやテクニツクを一所懸命本で學ぶに等しい。要するに實用に缺けるといふことだ。
 小生は馬齡を重ね四十。とは雖もまだゝゞ氣力は漲つてをり、若手には負けない、・・・と思うてゐる。
 固よりかうした時間は迚も樂しいものだ。彼れらも亦た、多くの質問や意見を投じてきた。この日は朝まで語り合つた。
 彼れらはそのまゝ寢ずに仕事へ向かつたのであらうが、小生は流石に疲れ、戻りぐつすり寢た。
 氣力と體力は必ずしも比例するものではないらしい。
 年を取るのは早いものだなア。とほゝ。
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by sousiu | 2011-05-25 21:18 | 報告

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