吉い御年を

 平成廿三辛卯歳もはや過ぎ去らむとする只今、本年を振り返り、まことに多事多難な御年であつたと思ふものである。

 而、自身を省察すれば、兔角憂世憤慨を口にすれども已んぬる哉、餘りにも無力にして、いつの間にやら日々の雜用を消化することに滿足し、先づ第一に己れの勤皇の誠を涵養するに務めねばならぬのところ、誠に反省せざる可からざるの御年であつた。

 啻に日本ひとりのみならず、世界は行き詰まりを露呈してゐる。既に賞味期限のきれたものは社會主義だけでなく資本主義も然りだ。固より社會主義や資本主義だけに限つたことではない。今後世界は亂れる麻のごとく垂んとせるであらう。
 かうした時流に際して、今後日本はより苦汁の選擇を迫られることがあるかも識れない。以前、日乘にも記したと思ふが、日本人に本來宿られる大和魂が溌剌となるにはまだ少し時間が掛かりさうだ。要するに更なる試練が要せられるのだ。
 その時に、吾人の備ふ可きものは何であるか。金であるのか武器であるのか、將た又た發言力であるのか。
 來年は野生も原點に囘歸し、日本人とは何であるかといふことを學ぶことから始めたいと思ふのである。
 庶はくは諸賢、來年も、皇國中興の御爲め、御垂示あらむことを。

 吉い御年を。

                       河原博史 謹拜
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by sousiu | 2011-12-31 18:48 | 日々所感

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