奉祝 世直し大祭「伊勢神宮式年遷宮」 

 本日廿時より第六十二囘伊勢神宮皇大神宮に於て遷御の儀が御齋行される。
 伊勢神宮式年遷宮廣報本部より、本日の十八時から動畫配信されるといふ。↓↓↓
           http://media.sengu.info/

 世相は暗澹として、人心惰弱、思想混亂、以て風紀の紊乱甚だし。固よりこれ日本にのみとゞまるべきにあらんや。世界は混迷し洋の東西いづこを見渡せども正氣の漲るは無し。
 かくありて、神州に於て「よみがへりの大祭」がおこなはれることの意義たるや決して少々ならざるものがある。寔に難有き御事なる哉、芽出度き御事哉。

 不二歌道會では廿時から大東神社に於て、神宮遥拜式及び祖國再建祈願祭を執り行なふとの御由。
 さりながら同會機關誌『不二』の今月號卷頭言にもあるやうに、御遷宮に關しては幾つかの課題も殘されてゐる。御遷宮は民族の大祭典であつて、それは單なるクリスマス同樣のごときものではないのである。主權恢復、差別排外にとゞまり、それで足れりとするのごとき保守的思考では、遺憾ながら未だ神州正氣の滿つは先のことゝ思はざるを得ないのである。
○御成敗式目に曰く、
神は人の敬に依りて威を増し、人は神の徳に依りて運を添ふ』と。
 吾人のゆめ忘れるべからざることがらである。
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●『遷宮をめぐる歴史』(平成廿四年十一月廿三日『明成社』發行)に曰く、
『平成二十三年三月十一日に發生した東日本大震災と東京電力福島第一原子力發電所の原子力事故は、東北地方の沿岸部を中心に未曾有の被害をもたらした。未だ、その復興の道筋すら示されてゐない状態である。多くの神社にも被害があつた。被災神社は四千八百社を超し、全壞の神社は三〇九社(福島第一原發の二十キロメートル圏内の二四三社を含む)となり、多くの氏子が住み慣れた土地を離れざるを得なくなつた。氏子區域の崩壞が危ぶまれてゐる。その中で、地域との繋がり、傳統文化、家族の大切さが見直され、そのことは「絆」といふ言葉に象徴されてゐる。

 このやうな中で、第六十二囘神宮式年遷宮を迎へようとしてゐる。その意味では、今囘の神宮式年遷宮は、遷宮の意味、國民と神宮との繋がり、いやそれ以上に 天皇陛下が國家の安泰、國民安寧を祈る場である神宮の最も重要な祭りであることを再確認するものとなつてゐる。

 だが、現実は、日本の歴史傳統を見据ゑた政治の欠如が社會の混亂を助長し、あらためて政治姿勢が問はれてゐる。また、金融危機に端を發する世界同時不況は、急激に國民生活に暗い影を落としてゐる。このやうなときだからこそ、神宮・神社に課せられた使命は、より大きなものとなつてゐる。國安かれ、民安かれとの 天皇陛下の祈り、皇室の祈りのお姿は、日本人に強い何かを與へて行くのであらう


 曰く、
『ダニエル・ブアステインといふ米國國會圖書館長を務める人が、神宮についてこんなことを言つてゐる。式年遷宮と社殿建築について述べたあとで、

 伊勢神宮は過去に深く根を下ろしながら、一方で絶え間なく再生を繰り返してきました。誰かがそれを構想し、一五〇〇年間實行し續けたことは驚嘆に値します。この事實は、これまで想像しなかつたやうな可能性を人類が祕めてゐることをわれわれに氣づかせてくれます。(『國際交流』第四二號)

 と。私たちの思ひもよらない指摘であるが、もう一度素直な心に立ち返つて、私達も式年遷宮に學ぶべきところがあるだらう。

 なほ、戰後の神宮式年遷宮は一宗教法人となつた神宮を中心に伊勢神宮式年遷宮奉賛會を設立して民間(國民奉賛)が協力するといふ方法でおこなはれ、それが定着したやうにも見える。天皇の遷宮といふ本義は敗戰によつて中斷され、戰後二囘までは戰後の神宮制度の變革によつて「聽許」といふ消極的な形でしか 天皇は關與できなかつた。平成五年の第六十一囘神宮式年遷宮は 天皇の「聖旨」(命)によつて準備が開始されるといふことで、遷宮の本義の囘復に曙光が見えたといへるかも知れない。戰後二囘と違つて、天皇の發意によつてはじめられたといふ意味で、天皇垂範、聖旨奉戴、國民協賛の遷宮ともいはれる所以である。

 しかし戰前の制度、また昭和三十九年六月に神宮式年遷宮準備委員會が答申した「昭和四十八年度神宮式年遷宮に關する基本見解・神宮司廳」の五項目の基本見解とは程遠いものであり、そのため神宮式年遷宮を含めた神宮のあり方が、今もなほ問はれてゐるといはなければならない』と。


●『不二』皇紀二千六百七十三年九月號(平成廿五年九月廿五日『不二歌道會』發行)卷頭言に曰く、
『神宮式年遷宮の奉祝と共に、我々が深く考へねばならないのは、本來國家を擧げ、國事・國儀として行はれるべき民族的大祭典が、民間の一宗教法人による祭典・祭儀とならざるを得ない状況が、戰後の五十九囘・六十囘・六十一囘、そして今囘と、既に四度にわたり變則的に行はれて來た事實である。神宮と 皇室・國家の關係が正常に復されることの祈念がそこに改めて籠められなければならない。天皇陛下よりの御手許金奉納と神宮自身の積立、そして有志國民よりの淨財奉納によつて實現されて來た御遷宮であるが、國費からは一圓の支出もない「神道指令」の上に立つ「占領憲法」の打破。その意味を籠めた祖國再建祈願祭(※大東神社に於ける)である』と。(※は野生による)
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by sousiu | 2013-10-02 18:33 | 今日は何の日

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