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自己嫌惡の朝、いや、夜。

 まつたく何といふことだ。


 水戸へ行つたのまでは、宜い。
 だが、歸つてからその後、何故に「寢るはうが執筆がすゝむ」などと考へてしまつたの乎。

 御蔭で大變なことになつた。本來ならば、廿日には、諸賢の手許に機關紙が屆いてをらねばならぬのである。
 焦る小生は、昨日から今日の晝まで、凡そ十六時間も書き續けた。勿論、その中には調べものをしたり、振り假名を觸る時間も含まれてゐるが。
 因みに十六時間の成果は、それでも機關紙二頁分でしかない。

 而して今日は、某月刊誌編輯長と打ち合はせの約束があつた。わざゝゞ編輯長T氏は、横濱まで出てきてくれることになつてゐた。
 小生、晝まで執筆して、途中からハツキリ覺えてゐない。たゞ一つ云へることは、今、布團から出て來たことだ。
 もう少し起きてゐれば編輯長の電話も出ることが出來たのだが。その時、「何だか眠くなつちやつた。かういふ場合ひは少しでも寢るに限る。そのはうが編輯長と話すにも頭が冴える筈だ」と思つた・・・・とは云はない。編輯長も、この日乘を監視してゐるから。


 最近、少しづゝ氣付いてきたことがある。小生の正體は駄目男なのではないか、と。でも、一つ、これだけは自信を持つて云へる。惡意は全然無い。
 編輯長には今、一所懸命、電話で謝つた。小生が大反省してゐること丈は通じてくれたに違ひない。


 自己嫌惡にとらはれつゝ、ふと目を横に向けると、小生の机まはりも、愈々、悽慘を極はめて來た↓ ↓ ↓。やはり駄目男・・・か? ・・・いや、待てよ。よく出來た積み木のやうに、微妙なバランスを保つことによつて、この高さを維持してゐる。こんな技、駄目男では到底出來ないぞ。駄目男どころか、我ながら、大したヤツだ。
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 とはいへ、思ふにこのだらしなく見える環境が、遲筆と生活の惡循環の原因・・・かもしれない。
 よし、これから、捩ぢり鉢卷きを締め、大掃除をするとするか。そのはうが氣分も一新、筆のすゝむこと、最早、間違ひなし。
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by sousiu | 2011-01-24 20:30 | その他

小生の、お氣に入りの場所  於東京  

 一月廿日。

 古本屋「叢文閣書店」御主人より、入荷の報せがあつた爲め、ひとり神田神保町へ。
 こゝには度々來る。小生のお氣に入りの空間だ。
 今日は、平田篤胤先生の「古史成文 神代部」上、中、下と、同じく「荷田大人啓文」、そして「塙 保己一と群書類從のお話」を購入。滿足々々。

 「叢文閣書店」は目立たぬ店舗であり、店内は世辭にも廣いとは云へない。
 たゞ、良書が揃つてゐる。良書で埋め盡されてゐると云つてよいほどだ。「維新史」を主として、「神話」「神道」「國學」「國史」「國文」「郷土史」「古文書」等々。それも戰中から戰前の古書、和本ばかりだ。勿論、漫畫は固より、最近の本なぞ皆無と云うて良い。
 故に店内は狹くあるも、何時間ゐても慊らない。
 くはえて、御主人には申譯ないが、客が尠いのが素敵だ。小生の伺ふ時に、殆ど客人の來訪はない。目立たないので、店の存在が識られてゐないの乎、將た又た需要がないの乎。小生の識る由もないが、いづれにせよ、小生にとつては好都合な環境だ。

 店の矢島主人は獨特の味があつて宜い。
 「よくも、まあ、これだけ揃へましたね」と小生が云ふと、御主人曰く、
 「賣れないから溜つていつただけだ」と。
 小生は、かういふ因業な老大人には馴れてゐるし、亦た、嫌ひではない。

 御主人曰く、「今時、こんな本の積み方してゐる古本屋なんぞ、客が來るわけないだろ」と。
 確かに。山積みされた本の中を、探すのは容易ではない。崩したら、和本はバラヾヽになる。
 だが『掘り出し物』といふ言葉がある。『掘り出し物』とは、其の名のとほり、正にかういふ所より見付け出したるものゝことを云ふ。その探す作業もまた、面白きことのひとつ。

 神保町は古本屋の街だ。あちこち覗くだけでも、相當の時間を浪費する。
 故に若しも、古書に興味ある人、或いは「何か本を讀んで學びたい」と望める民族派や行動する保守の青年諸君あるならば、一直線に「叢文閣書店」へ向かふことを御奬めする。 
 叢文閣書店 (千代田區神田神保町一の九)
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 店は大通り沿ひに面してゐる。が寫眞に見える、一階の書肆ではない。この右側の階段を上がつていかねばならない。因みに、看板はどこにあるのか。見當らない。
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 狹くて妖しげな階段を二階へ上がると、
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 着いた。叢文閣書店。垣間見えるこの本の積み方、苦笑。店内奥はもつと凄まじい。でもそれが、味があつて宜しいではないか。
 「藤澤市には、こんな書肆ないだろ」と、御主人。そのとほり。だから遙々こゝまでやつて來るのである。


 叢文閣書店で時間をつぶし、いそぎ新橋へ。時對協の定例會だ。
 時對協も人が増えたものだ。既に會議室も同志で一杯だ。
 そして皆、頗る熱氣がある。叢文閣書店の空氣も好きだが、小生はこの時對協の空氣も好きなのである。
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by sousiu | 2011-01-21 04:18 | その他

新宿で

 今日は(正確には昨日)、漫畫家のドルシヨツク竹下女史とミリオン出版の長島女史と新宿の燒肉屋「大使館」で會食する。
 ドルシヨツク竹下さんは、賣れつ子(だと思ふ)の連載漫畫家。單行本も出してゐる。
 漫畫家といふと、なんだか紙屑の散亂する部屋で引き籠り、晝夜逆轉、といふ印象であつたが、最近はさうでもないらしい。漫畫もパソコンで描く時代ださうで、トーンといふもの(柄の入つた模様)もパソコンで充分補へるやうだ。ドルシヨツク女史曰く、『日乘に寫つてた、河原さんの部屋・・・・すごいですね・・・・・・』と。
 餘程、小生の部屋と生活のはうが昔の漫畫家そのものではないか。吁。

 扨而。女性に圍まれた夕食の理由は、小生がモテヽヽ・・・・・・であるならば結構なことだが、さうではなく、取材だつた。汗。
 來月號の『月刊 漫畫實話ナツクルズ』(「ミリオン出版」發行)で、ドルシヨツク女史が右翼について漫畫を書くといふ。
 瑞穗塾の伊藤滿先輩も登場するとのこと。
 國士館出身の伊藤先輩はまだしも、小生は何處ぞのペツトシヨツプを飾るいとほしき小動物のやうに、ありのまゝに描いていたゞきたい。山川裕克兄のやうに、捏造は駄目だぜ。
 來月十六日、若しもコンビニか書肆で「漫畫實話ナツクルズ」を御氣付きあらば、御一讀あらむことを。

 さて。これから、機關紙の執筆を再開だ。
 何だか、鈴木田選手の姓名判斷の話題から、内容が軟弱になりつ放しだ。だが、他愛無き話しも、日乘なればこそ、可。

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 ※ドルシヨツク竹下女史と。

 ん?小生の服がいつも同じー、と餘計なことを仰る。
 しかし、それは良いところに氣付かれた。だが、變はらないのは、服だけぢやないぜ。情熱も理想も、毎日ブレずにゐるぜ。不變だよ。髮の分け目もな。
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by sousiu | 2011-01-20 02:10 | その他

おほやまと

 昨日に引き續く内容として、且つ、福田大兄のコメントに連なる可く、北畠親房公の玉文を謹んで拜借致す。

●神皇正統記(平安處士擧■(左上「木」+左下「豆」+右「木」)園河眞一先生評註校正版)序論に曰く、
大日本(やまと)とも大倭(やまと)とも書ことは此國漢字傳て後、國の名をかくに字をば大日本と定めてしかも耶麻土と讀せたるなり。大日■(「雨」の下に「口」+「口」+「口」其の下に「女」=おほひるめ)の御(しろしめす)國なれば、その義(こゝろ)をもとれるか。また日の出るところにちかければ然(しか)いへるか。義はかゝれども字のまゝに日のもとゝは讀ず耶麻土と訓ぜり。我國の漢字を訓(くん)ずることをほくかくのごとし。おのづから日のもとなといへるは文字によれるなり。國の名とせるにあらず。また古へより大日本とも若は大の字を加へず日本とも書り。州(くに)の名に大日本(おほやまと)豐秋津といふ。懿徳孝靈孝元(いとくかうれいかうげん)等の御諡皆(おくりな)大日本の字あり。垂仁天皇の御女(おんむすめ)大日本姫(やまとひめ)といふ。これ皆大の字あり。天神饒速日尊(あまつかみにきはやひのみこと)天(あめ)の磐船(いはふね)にのり大虚(おほそら)をかけりて虚空見(そらみつ)日本の國と宣ふ。神武の御名神日本磐余(かんやまといはれ)彦と號し奉る。孝安を日本足(やまとたらし)、開花(かいくは)を稚日本(わかやまと)とも號し、景行(けいかう)天皇の御子小碓(をうすの)皇子を日本武(やまとたける)尊と名付奉る。これは大を加へざるなり。かれこれ同じくやまとゝ讀ませたれど、大日■(「雨」の下に「口」+「口」+「口」其の下に「女」=おほひるめ)の義をとらば、おほやまとゝ訓てもかなふべきか。その後、漢土(かんと)より字書を傳ける時、倭といひて此國の名に用ひたるを即領納してまたこの字を耶麻土と訓して、日本のことくに大を加へても又除きても同じ訓に通用しけり』と。※句讀點は小生による。振り假名は版本のまゝに從つた。
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by sousiu | 2010-10-17 05:26 | その他

バカモリコウニナル

 昨夜、所藏する沖志樓主人著『維新御布告往來』(明治五年九月/思明楼蔵版)を探し出し、改めて拜讀した。
 理由は目下、苦心してゐる振り假名について學び度くある爲めだ。

 防共新聞社・福田邦宏主幹の曰く、「訓讀みが純然たる日本語だよ」と。
 思へば故神屋先生に正假名遣ひを申付けられ、阿形先生に振り假名を觸るやう申付けられ、今度は申付けられた譯ではなくとも福田賢兄が斯く仰る。小生が斯う云うては萬事御仕舞ひであるが、「天地無邊」て、果して讀者がゐるの乎、不安と疑念を禁じ得ない。
 尤も、福田兄の云はんとするは正論である。然らばまづ「防共新聞」から着手す可き、是れは小生の心の内に藏ふ可き言葉である。汗。

 さて、『維新御布告往來』に話を戻す。
 この書の内容は書名のとほりであるが、此度びは内容の爲めに取り出したのではない。
 御丁寧にも漢字に振り假名を振つてあるのだが、音訓共に振つてあるのだ。
 尤も訓讀みと云つても著者である沖志樓主人流が目立つのであるが。

 例へば『復古』(音、ふつこ)(訓、ムカシカヘリ)
  『公明』(音、こうめい)(訓、アキラカニシテ)
  『舊弊』(音、きうへい)(訓、ムカシノワルクセ)
  『陋弊』(音、ろうへい)(訓、イヤシキクセ)
  『書記』(音、しよき)(訓、カキヤク)
  『御大政』(音、ごたいせい)(訓、ゴセイダウ)
  『異教』(音、いけう)(訓、ワルキヲシヘ)と。

 なかゝゝ面白いでせう。苦笑。

 よつて小紙の振り假名の參考資料として取り出した次第だ。


 ところが。別なる意味で面白き振り假名があつた。
  『文明開化』。
 音讀みでは(ぶんめいかいくは〔わ〕)である。
 さて。沖志樓主人は是れを何と讀ませる。

  バカモリコウニナル

 だ。
 
 明治五年と云へばかういつた解釋をなされる御仁少かるまいと承知してゐるが、幾ら何でも「ばかもりこうになる」とは奈何。
~ザンギリ頭をたゝいてみれば、洋魂洋才の音がする、乎。
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※寫眞『維新御布告往來』


 因みに、『神皇正統記』(慶應元年再刻版本)をみると、
  『大日本』(おほやまと)とありつゝも、

  『異朝』(いてう)
  『根本』(こんほん)
 とある。
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※寫眞上『神皇正統記』

 福田賢兄の御言葉は、小憎らしい後輩を苛めるー、もとゐ、可愛い後輩への叱咤激勵として、言葉だけ難有く賜はることゝしよう。
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by sousiu | 2010-10-16 02:31 | その他

出會ひと別れの兩日

 一昨日(八月卅日)は「反中共デー東京大會共鬪委員會」に出席(港區新橋)。


 昨日(八月卅一日)は、某新聞社S氏が幹事となり、現在、御笑ひのコンビで御活躍なさる某氏と大手町にて會食。
 幹事のS氏曰く、某氏は何やら小生に訊きたいことがある、と。しかし如何やら、云ひたいことが澤山あるの間違へであつたやうだ。汗。
 そして、驚いたことは熱烈な愛國者であつた。啻に現代に憤つてゐる悲憤慷慨屋ではない。相方の某氏の代はりに小生、『クリスマスはもう仕方ないとして、ハロウヰンて何やねん』と突つ込みを容れられた。突つ込まれるに不慣れな小生、『・・・ですね・汗』と。小生、御笑ひの素質は皆無のやうだ。
 話題は外交・教育問題から神道、平田篤胤先生、本居宣長先生にまで遡つた。
 尤も、S氏も保守派だ。S氏は小生の好きな記者の一人でもある。
 一同、「戰後も、もうえゝやろ」てふことで、此の會は終了した。實に有意義な會食であつた。
 菅・小澤の話題で御多忙の中、幹事を御引き受けくださつたS氏には日乘を通じて感謝を申し上げたい。



 本日(九月朔日)は、野副正勝之命の葬儀に參列(町田市小山ヶ丘「東典禮」)。
 野副氏は細川護煕元首相の眼前に近付き發砲した行動派であり、陣營内外に識られた人である。
 その性格は意外にも温和であり、そして紳士であつたことを思ひ出される。
 いつのころであつたか、大悲會の故内山國泰氏に御紹介を賜はり、以來、公私に亙り御引き囘しを賜はつた。
 行動としても、人物としても學ぶところが多くあつた人である。
 弊社が嘗て發行してゐた機關紙『血(けつき)旗』にも、當時の事件に於ける志・心境・情況などを克明に記した玉稿を賜はつたことがある。
 松魂塾特別相談役として御活躍中であつた。
 今、御靈をしのび、つゝしんで玉稿の一部を掲載しようと考へたが、不覺にも機關紙『血旗』が見當らず、いづれ何かの機會に掲げたい。
 松魂塾としては勿論のことゝ恐察するも、、我が陣營としても、刻下日本にとつても、實に大事な人を失つたことゝ思ふ。
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by sousiu | 2010-09-01 23:58 | その他